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京都

先週末、大阪に行く機会があったので、当然のことのように大阪の
ホテルを予約したのですが、数日前に「ちょっと待てよ?」と、何の
変哲も無い(?)大阪のホテルに泊まるより、途中下車して、京都の
旅館に泊まろうと思い立ち、すぐに俵屋に電話したら満室、その後、
柊家に電話して最後の1室が取れました。(ラッキー!)
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3年ぶりに京都駅で降りましたが、人で溢れかえる紅葉時期の
少し前の所為か、心なしか、静かな京都という感じがしました。
今回は9cmのブーティーを履いていたので、たぶん観光は無理
だろうと早々に秋の京都散策は諦めて、一晩だけのほんの僅かな
京都を楽しむために京都らしい老舗旅館に泊まりました。

川端康成が定宿にしていたことでも知られている190年の歴史ある
“柊家旅館”ですが、面白いものが部屋にありました。
京都_d0339896_14101726.jpg

歴史を感じましたね・・・
先々代が考案したらしいのですが、゛集中電気スイッチツール(?)゛と
でも呼びましょうか。
コードが壁面に繋がっているのですが、このボタンを押して室内灯を
つけたり消したり、゛応答゛ボタンなどもありました。
これ、簡単に持ち上げる事が出来ないくらい本当に重いんです。
漆塗りでピッカピカに磨かれていて、古き良き時代を感じる質感・・・
大人の遊び心と、京都の゛粋゛を感じた週末でした。

帰りにタクシーの運転手さんに聞いたところ、「最近の日本人は
ひとに干渉されずに済むホテルを選ぶので、京都らしい旅館が
少なくなってね。今では、特Aか修学旅行生が使うCクラスだけに
なっちゃったよ」と。
確かに、柊家の廊下ですれ違う人も外国人が多いし、館内で
聞こえる言葉も英語が多かったなぁ。
アルマーニも宿泊したらしいし・・・
チェックアウト時、玄関前で美しい着物を着た若女将が、宿泊客の
初老の外国人男性と英語で話している側で、歴史と老舗の品格を
感じさせる背中を屈ませた80歳位の女将が、優しく静かな笑顔で
客を見送る姿は、時代と場所を超越した不思議な空間でした。
ん~、京都、良かった!

さて、明日は月曜日!
また、楽しい一週間の始まりです!(笑)

日本骨気協会
http://korugi.jp
林 幸千代
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